2013/02/28

旅報告 Vol.1 珈琲での出会い(後編)

こんにちは田山珈琲です。
自分でもまさかの後編になるとは思ってもみない展開ですが、早速後編に参りましょう(^^)


◆沖縄6日目 晴れのち曇り
前日はゲストハウス宿泊者にて飲んだ深夜、小雨が降っていたので路面が心配でしたが、明ければそんな心配は不要でした。

この日は那覇から南をグルっと回ってまた那覇へ戻り、そして珈琲に出会うために訪れたお店。
沖縄を旅している間、珈琲のことを聞いたら8,9割くらい(大袈裟?(^^;)はお聞きした名前でした。
沖縄本島の各所に販売店(もしくは代理店)を通して、沖縄の方々が珈琲を購入されているようです。
金・土曜に焙煎とコーヒースタンドで珈琲お出ししているとのことだったので、5日目か6日目に伺う予定を組んでいました(^^)


お店に入ると、スタンドに並ぶ珈琲機材、焙煎された珈琲豆の大瓶が棚に陳列され、奥には大きな焙煎機が!
写真はスタンド上の機材。ドリップでもペーパーとステンレス、エスプレッソマシーンやフレンチ・エアロプレスも揃っていて、圧倒されました。
一番ビックリしたのは、珈琲淹れていただく豆を選択(ここまではinnoさんなどと同じ)した後、店主が豆によって淹れ方を変えていらっしゃる!ということ Σ(・ω・ノ)ノ!

それぞれの珈琲豆の特徴や長所を知らないと出来ない、知識と造詣が深い方しかできないです。。。

そんな中で選んだ豆はこちら
「「浅煎り=酸っぱい」常識的な固定概念を壊せる」この一文にやられて選びました。
豆の風味を楽しむ様、脂分をとってしまうペーパーではなく、ステンレスフィルダーにてドリップ中・・・
すごく浅煎りなので、ドリップ中のまめの膨らみはほとんどありません。
脂分が浮いているの、見えるかな???
これを一口飲んだ時、、、衝撃でした。
確かに酸味です。が、今までに味わったことのない酸味でした。すごくフルーティでさっぱりとして、、、

「これは珈琲か?」というような印象です。珈琲ですけど(^_^;)
わかりやすく言うと、豆茶を飲んでいる感じです。

自分自身ずーーっと苦味やボディ(コク)を求めていましたが、こんな飲み方もありなんだ!とカルチャーショックでした。

説明文の一文にあったとおり、自分の中の固定概念が、すごい音を立てて壊れていきました。

まだまだ勉強中の田山珈琲、いま淹れ方はポーレックスのミルとペーパードリップ、アウトドアをコンセプトに淹れていることを店主にお伝えして、選んでいただいた豆はこちら
ニカラグア、「Cap of  Excellence 2012」に選ばれたスペシャルティコーヒー。こちらを沖縄土産豆に(^^)

すごく珈琲に対しての情熱と敬意を感じられて、とても勉強になりました。


◆沖縄7日目、晴れ
6日目のセラードコーヒーにて色々お話している中、「珈琲農園の見学」についての情報を頂いたので、再び北部を目指すことに。
ただ自転車では片道で1日必要。残りは2日間。。。あれの出番ですね。
 
あれー?

この日は日曜日、ほとんどのレンタカーは出払っているところ、営業車ならあるとのことなので、今日はこいつが相棒です(^_^;)

まさかレンタカーを使うとは思っていなかったので、ETCカードなんか持っておらず。。。
久々に受け取ったわー、これ。通行券。これを取りながらクルクルとレバーを回して窓を締めながら加速する俺かっこいー、なんて妄想を若いころにはしていたものです(^_^;)
今は普通にパワーウィンドウだし(´・ω・`)

ごほんっ!

話が脱線しましたが、高速飛ばして一路北へ。高速降りても更に北へ。。。
見覚えのある風景と道路。自転車で走ったなぁ、なんて思いつつ国頭の道の駅を通過するとき、お祭りがあるのか、駐車場への案内人がちらほらと。

目指したのは安田(あだ)。アダ・コーヒーファームを目指していました。
58号を北へ向かい、県道の山道を抜けて、安田の集落へ到着。
・・・到着したけど、農園はどこ??? キョロ^(・д・。)(。・д・)^キョロ

ほとんど人を見かけなかったので、Webと地図を確認しながら右往左往・・・
近くのダム管理施設に人影があったので、聞いてみました。

・・・ふむふむ・・・え?さっき通ってきてるぞ?

また集落方面へ、こんどはゆっくりと戻ってみる。

・・・んーと・・・あ、このあたりか。

キョロ^(・д・。)(。・д・)^キョロ

あ、ホテルがある。あそこに聞いてみよう!

・・・え?

国頭村の道の駅???

Σ(゚∀゚ノ)ノ

道の駅で祭り!?!?

祭り!!!

やってた!やってた!!・・・ってこっから戻るんやんっ!!!  /(^o^)\

と自己ツッコミして、いざ道の駅! ε=ε=ε=┌(;*´Д`)ノ

ということで、道の駅に到着。
さて、ここから農園の方を探すわけですが、、、あれ?

観光協会のブースに見覚えが、、、あ!2泊目の宿の手立てをしていただいたお姉さん(ゆるめに見積もり(^_^;))!

「コーヒー農園の方を探してるんだけど、、、、うんうん、、、ぶーすだしてるんだ!ありがとう!!」
とやり取りした去り際、祭り限定のまんじゅうをいただいちゃいました(^^)
遭ったの2回目なのに、温かく迎えてくれてるようで、ほんと、ありがとう!

さて、コーヒー珈琲こーひー・・・お!?
ありましたー!珈琲ー!早速お話、できるかな!?
とりあえず、コーヒーを淹れて提供しているので、お願いしました。
 
 
・・・
 
 
・・・・・

ドリップながっ!!
注ぐの少なっ!!!

それが率直な感想でしたが、そう思った自分が恥ずかしくなってしまいました。。。

感覚的ですけど、5分くらいかけてじっくりとコーヒーを淹れていただいてました。
本当にびっくりするくらいじっくりと、じっくりと。

そして珈琲をいただくと、、、あれ?意外とさっぱりしてる!
自分の勝手なイメージでは、ゆっくりじっくり淹れると、ボディ(コク)が強調されるイメージでしたが、これは苦味があるが、後味スッキリ!

いやー、珈琲って奥深いっ!

そんな中でお話も出来ました。
今日のドリップ手法について、使っている豆について、農園について。。。

いやもーね、目の前に農園の方がいらっしゃるわけですよ!
焙煎前の豆を生産されているんですよ!
なんて表現していいのか、よくわからなくなるくらい、気分が上がっちゃって、何言ってたかわからなくなっちゃいました(^_^;)

でもね

しっかりと、珈琲に対する情熱を受け取ってきたつもりです。
いつか、アダ・コーヒーの豆で自分がドリップしてみたいっ!
なんて若輩者ですが、大きな目標もできたし(^^)

お祭りに出店されていたので、農園は見学できなかったけど、沖縄来てよかったわー、本当に。
旅の目標は半分達成という状態でしたが、満足しちゃいました。

次の沖縄の旅は、目的がはっきりとしています。コーヒー農園見学!必ずや!!


◆沖縄最終日、晴れ
最終日か、長いようで短かった冬休みもクライマックスです。

昨日のアダ・コーヒーさんから紹介されたカフェを探してみました。

キョロ^(・д・。)(。・д・)^キョロ

あれ?お店の名前、忘れちゃった・・・( ゚д゚)

えーと、えーと。。。

・・・ちょっと聞いてみるか、あのカフェで(!?)

「すいませーん、こんな感じの青空カフェ探してるんですが・・・、ん?あそこの看板のすぐの路地を?・・・、ふむふむ。わかりましたー、ありがとうございます!」

と、意気揚々とその路地を目指しました(尋ねただけのカフェの方、どうもすいません(^_^;))。

そして路地に入ると・・・ありましたっ!!
BRUTUSの珈琲特集でも取り上げられましたカフェ。
ガーデニングされた庭に屋台がある、という構成のお店。
雑誌で見た時、すごく印象に残っていました。

早速、紹介で来ましたよー、と伺いました(^^)

那覇のビルの谷間にある庭、という感じのお店(?)は、癒しの場としては最高でした。
そして店主、非常に温かく物腰が柔らかいけど、なにかこう、芯がある、意志の強さが秘められた感じの方で、珈琲のことから多岐にわたって(沖縄の行政のことまで!)お話が出来ました。

さ・ら・に!

偶然にも、熊本で移動カフェをしている楽園珈琲さんにも出会えました!

全員カフェ店主で記念撮影(^^)
 
なかなか無い写真が撮れましたー! (∩´∀`)∩ワーイ
あとで知ったのですが、楽園珈琲さんは珈琲研修のために、沖縄を訪れている中の訪問だったのですね。
 
珈琲に引き寄せられた縁、「珈琲ってすごいなー」と素直に感じられた瞬間でした。
 
・・・
 
と、こんな感じで珈琲編は以上です!
主目的のコーヒー農園見学はできませんでしたが、珈琲を通じてお逢いした方々、非常に刺激を頂きました、ありがとうございます!
珈琲を続けていればまたお逢いできと信じて、猛勉強して、美味しい珈琲を淹れられるように、頑張りますっ!!
 
さて、次回は何編にしようかな?自転車編?ゲストハウス編?
 
どちらになるか、お楽しみにっ!(^O^)/
 
あなたの気分をカエルコーヒー、田山珈琲でした。